モバP「柑奈のカバンから謎の白い粉が出てきた」

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1 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:41:40.40 ID:we3Mszea0
・モバマスのラブ&ピースアイドル、有浦柑奈さんのSSです 
・一部キャラクターがゲーム内の設定にそぐわない部分があります、あらかじめご了承ください 
・なお、作中に登場する謎の白い粉は、すべてホットケーキミックスです

SSWiki : ss.vip2ch.com/jmp/1436704890

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:43:09.37 ID:we3Mszea0

凛「おはようございま――……あれ?」 

幸子「ひどいです、横暴です! いくらボクが可愛くて寛容だからってぇ!」 

P「我慢しなさい、すぐ終わるから!」 

幸子「く、くくっ、屈辱です! ジンケンシンガイですよ!」 

P「難しい言葉知ってるなぁ、幸子は……。お、これは……?」 

幸子「うわぁぁぁぁん! 見ないでぇぇぇぇ!」 

P「あああ、悪かった悪かった」 

凛「何……あれ……」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:44:10.08 ID:we3Mszea0
ちひろ「あら、おはようございます、凛ちゃん」 

凛「おはよう、ちひろさん。……それより、あれ、何?」 

ちひろ「ああ、実は……」 

P「……はい、幸子終わりー。ほら、レッスン遅れるぞ。はよ行って来い」 

幸子「うぅぅ~~~!」ダッ 

凛「あっ、幸子……」 

幸子「凛さん……! 気を付けてくださいね! 今日は――……」 

P「幸子ー、急げー!」 

幸子「Pさんなんて嫌いです~~~~!」ダダッ 

凛「行っちゃった……」

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:44:45.42 ID:we3Mszea0
P「やれやれ、後で機嫌直してもらわないとな……、……凛、おはよう」 

凛「おはよう。……で、プロデューサー。幸子に何してたの」ジトッ 

P「持ち物検査」 

凛「は?」 

P「抜き! 打ち! 持ち物検査~~~!」 

凛「うわぁ……」 

P「はい、じゃあ渋谷凛さん、カバン寄越して」 

凛「はぁ? 私も!?」 

P「当然」 

凛「嫌」 

P「まあ、嫌だろうけど……」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:46:20.61 ID:we3Mszea0
ちひろ「ごめんねぇ、凛ちゃん。カバン、寄越してね?」 

凛「ちひろさんまで!?」 

ちひろ「トップの指示で、すべてのアイドルの持ち物チェックをするように、っていう通達なの……」 

凛「なんでそんな」 

P「これはオフレコなんだけどな……、実は、他の事務所で、タレントの薬物所持が見つかって」 

凛「うわ……、本当にあるんだ、そういうの」 

P「まだマスコミもかぎつけてないらしいけど。今のうちから、火種は摘んでおこうっていう、事務所の方針だ」 

凛「でも、うちの事務所は関係ないんでしょ?」 

P「だからこそ、しょうもないもらい火で火事起こさないようにしたい、ってところだな」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:47:01.60 ID:we3Mszea0
凛「だからって、カバンのチェックなんて……」 

ちひろ「この機会に、アイドルたちの風紀の引き締めを図る、という意図もあるんです」 

凛「風紀って……、学校みたい」 

ちひろ「学校なら、内内で揉み消せますけど……、アイドルは常に、スキャンダルと隣り合わせですからね」 

P「ドラッグに限らず、煙草、コンドーム、その他スキャンダルのタネになりそうな、怪しいものは、すべてチェックさせてもらう」 

凛「セクハラ……」ジトッ 

P「うーるさい! ほら、カバン出して」 

凛「もうちょっと、アイドルを信用してくれてもいいと思うんだけど……」 

P「ムグ……」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:47:41.88 ID:we3Mszea0
ちひろ「まあまあ、凛ちゃん。プロデューサーさんも、好きこのんでやっているわけではないですし」 

凛「それは、そうかもしれないけど……」 

ちひろ「今回は、プロデューサーさんのことを信用してあげてくれませんか?」 

P「……うちのアイドルたちに限って、おかしなことはないって分かってる。でも、こういうのは、なあなあにせず、キッチリやることに意味があるんだ」 

凛「はぁ……、分かったよ」 

P「凛」 

凛「はい、カバン」ヒョイ 

P「あ、でも渡すのはちひろさんなのね……」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:48:39.67 ID:we3Mszea0
ちひろ「ありがとうございます、凛ちゃん」 

凛「どうせ、変な物なんて、入ってないけど。今日はウォークマンと、メイクと、手帳と――……」ハッ 

凛(し、しまった――……) 

凛(手帳には、プロデューサーとの2ショット写真が挟んで――……!) 

P「はーい、御開帳ー」 

凛「あっ、あぁっ、まっ……待たれよ我が友!」 

P「どうしたー、いつの間に熊本弁なんてマスターしたんだー凛ー」 

凛「ちょっ! やっ! やっぱり駄目! 駄目だから!」 

P「おいおい、いまさら何を言ってるんだぁ? カバンはもう、こんなに大きく口を開けて待ってるんだぜぇ?」 

ちひろ「セクハラくさいですよ、Pさん」 

凛「ちひろさん! せめてちひろさん一人にチェックしてもら――……」 

ちひろ「……いいんですかぁぁ~~~~?」ニコォォォ 

凛「邪なオーラがー……! 駄目ぇー! 悪魔的黄緑事務員無用~~~~~~~~」 

P「どうしたー、いつの間に中国語なんてマスターしたんだー凛ー」 

ちひろ「よぉし、どんどん調べていくぞぉう(大泉風)」 

凛「ああー!! ああーーーー!!!!」 

 
 

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:49:20.18 ID:we3Mszea0
 
 
 

晴「渋谷選手の身体を張ったディフェンスで、ついにゴールラインは割らせなかったらしいぜ」 

みちる「ふぅん。あ、カレーパン食べたい。今すぐ」 

 
 

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:50:33.19 ID:we3Mszea0
 
 
 

P「はーい、凛終わりー」 

凛「……」ハァハァ 

P「だ、大丈夫か?」 

凛「平気……。それより、何もなかったよね……?」 

P「あ、ああ。問題なしだ。やっぱり凛は、しっかりしてるな」 

凛「うん……、何もなかったならいいの……、何もなかったなら……」ハァハァ 

ちひろ「あらあら」ニコニコ 

凛(ちひろさんの笑顔が怖い……)

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:51:46.72 ID:we3Mszea0
P「さて、まだ済んでないアイドルは……、あとは、柑奈だけか」 

凛「柑奈さん? でもそこにあるカバン、柑奈さんのでしょ?」 

ちひろ「柑奈ちゃん、今日は来てすぐにレッスンだったから……」 

P「説明する前に、荷物おいてレッスン行っちゃったんだ」 

凛「そうなんだ」 

P「……やっちゃうか」 

凛「えっ」

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:52:18.97 ID:we3Mszea0
P「どうせ遅かれ早かれ、柑奈の分も調べないといけないんだ。今のうちにさっさと片付けるか……」 

凛「ちょっと……、本人に無断なんて、ひどくない?」 

ちひろ「そうですよ、プロデューサーさん、せめて説明くらいはしてあげないと」 

P「まあ、でも、柑奈なら、何となく許してくれそう。な気がする」 

凛「分からなくもないけど……」 

 
 

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:53:06.27 ID:we3Mszea0
 
 
 

P『柑奈、聞いてくれ』 

柑奈『はい! Pさん!』 

P『ラブ&ピースなアイドルの柑奈……、だったら、そのバッグに入っているのは?』 

柑奈『ありったけのラブ!』 

P『そう、そして、それをチェックするのは、プロダクションのピースを守るため……、ということは?』 

柑奈『ら、ラブ&ピース……!』 

P『持ち物検査は?』 

柑奈『ラブ&ピース!!』 

P『持ち物検査はラブ&ピース!!』 

柑奈『持ち物検査はラブ&ピース!!』 

 
 

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:53:46.39 ID:we3Mszea0
 
 
 

P「……いける気がする」 

ちひろ「いける気がします」 

凛(いける気がしてしまった……) 

P「というわけで、はいドーン!」ドーン 

ちひろ「もう……、プロデューサーさんから、柑奈ちゃんに説明してくださいね」 

P「分かってますよ、ちひろさん。……ほら、凛、あんまり見たら駄目だぞ、人のカバン」 

凛「分かってるよ……。私、向こう行ってるから」スタスタ 

P「さぁて、柑奈の私物はー、っと……」 

凛「……」

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:54:34.27 ID:we3Mszea0
ちひろ「結構いろいろ、入ってますねぇ」ガサリ 

P「大事なものを、肌身離さず持ち歩いてるんでしょうね。ラブを大切にする子ですから」 

凛「…………」ピク 

ちひろ「あら、これは……」 

P「キャンドルですね。クリスマスの時のヤツかな?」 

ちひろ「ああ、事務所のみんなに、お菓子をプレゼントしてたときの」 

P「みんなとクリスマスを祝えたのが、嬉しかったみたいですね。俺のプレゼントだけじゃなくて、こんなキャンドルも大切に持ち歩いて……」 

ちひろ「えっ、プロデューサーさん、プレゼントあげていたんですか?」 

凛「…………」ピクピク

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:56:19.06 ID:we3Mszea0
P「ええ、まぁ……、ちょっとしたものですけど」 

ちひろ「へぇぇ……」 

凛「………………」ピクピクピク 

ちひろ「それと……、これは……えぇっ!? ナイフ!? ちょっと、プロデューサーさん!」 

P「ああ――……、前の公演で使った、小道具ですね。金属製ですけど、偽物ですよ、紙も切れません」チョンチョン 

ちひろ「ああ、海賊役をやったときの」 

P「あの舞台、本当に嬉しかったらしくて、無理いってもらって来たんですよ」 

ちひろ「プロデューサーさんが?」 

P「はい、俺が」 

凛「……………………」ピクピクピクピク

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:56:56.17 ID:we3Mszea0
ちひろ「普段の柑奈ちゃんの、ほのぼのした雰囲気とは、真逆の役でしたけど……、好評でしたね」 

P「本人も喜んでましたよ、役になりきると楽しい、って」 

ちひろ「プロデューサー冥利につきますねぇ」 

P「あはは、いやまったく」 

凛「……ちょっと、プロデューサー」 

P「お、どうした、凛?」 

凛「さっきから柑奈さんトークで盛り上がってばっかりで、持ち物検査、進んでないように見えるんだけど?」 

P「あー……、そうだったかな?」

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:57:43.49 ID:we3Mszea0
凛「……さっさと片付けるんじゃなかったの? それを柑奈柑奈って……、いいけどさ、別に」 

P「……? どうした凛?」 

凛「なんでもないっ! ほら、早くやっちゃいなよ! これと! これと!」ガサゴソ 

P「お、おい凛! そんなお前、勝手に……」 

凛「ほら、このポーチの中も――……」ジーッ パカッ 

パサッ 

パサッパサッ 

凛「……」 

P「……」 

ちひろ「……」 

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:58:28.68 ID:we3Mszea0

凛「……」 

P「……」 

ちひろ「……」 

ガサゴソ 

パサッ 

凛「……」 

P「……」 

ちひろ「……あ、あの」 

P「……ホットケーキミックス」 

凛「……えっ」

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 21:59:54.18 ID:we3Mszea0
P「ホットケーキミックスだな、これは」 

ちひろ「……あっ、ああ! なるほど! 確かにこれは、ホットケーキミックスですねぇ!」 

凛「そ、そうだね! これはもう、あらゆる角度から見ても、ホットケーキミックスだね!」 

P「四袋もホットケーキミックスを持ち歩くなんて、四個……このイヤしんぼめッ!!」 

ちひろ「美味しいから大丈夫ですよ! あっ、もしかしたら、事務所の皆さんに、ごちそうするつもりだったのかも!」 

凛「そう、きっとそう! このホットケーキミックスの、ビニールを破いてね!」 

P「それでこの、ナイフの上にちょこっと載せて!」 

ちひろ「それからこのキャンドルに火をつけて軽く炙っ 

P「駄目だぁー!!!!」 

凛「駄目だぁー!!!!」 

ちひろ「駄目だぁー!!!!」

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:00:35.32 ID:we3Mszea0
P「……」ハァハァ 

ちひろ「……」ハァハァ 

凛「……そういえば」 

P「凛?」 

凛「私、柑奈さんに聞かれたことがあって……」 

ちひろ「な、何をですか?」 

 
 
 

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:01:27.13 ID:we3Mszea0
 
 
 

柑奈『凛ちゃんって、お花屋さんの娘さんなんだよね!』 

凛『そうだけど……、柑奈さん、花とか好きなの?』 

柑奈『うん! お花って、きれいで匂いもよくて……、最高にハッピーだよね!』 

凛『あ、う、うん』 

柑奈『だからね、自分でも育ててみようと思っていて……、上手なお花の育て方、凛ちゃんに教えてほしいんだ!』 

凛『育て方? うん、もちろんいいけど……、育てたい花は、もう決まってるの?』 

柑奈『うぅ~ん、まだ悩んでるんだけど……、あっ、花だけじゃなくて、草もいいかも! ハーブみたいな!』 

ハーブみたいな――…… 

ハーブミタイナ――…… 

 
 
 

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:02:06.23 ID:we3Mszea0
P「草!」 

凛「クサ!」 

P「ハーブ!」 

ちひろ「ハーブ!」 

P「ナゾノクサ!!!」 

凛「クサイハナ!!!!!」 

P「ラフレシアー!!!!!!」 

凛「ど、どうしよう……、私ばっちり教えちゃった」 

ちひろ「教えちゃったんですか!?」 

凛「そ、それはもう、懇切丁寧に……、メモまで書いて……」

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:02:53.68 ID:we3Mszea0
P「あ~~、やっちまったなぁ~~~~~」 

凛「で、でも! まだそうと、決まったわけじゃ……」 

ちひろ「……そういえば、私も……」 

P「ちひろさんまで!?」 

ちひろ「柑奈ちゃん、最近は都会風のオシャレしてくることが、多いじゃないですか」 

P「ああ、長崎にいたころは、ヒッピースタイルの服が多かったですけど……」 

凛「最近は、いろんなオシャレを勉強してるみたいだね」 

ちひろ「でも、この間……、久々にオーガニックなファッションで事務所に来て……」 

 
 

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:03:51.45 ID:we3Mszea0
 
 
 

ちひろ『あら、柑奈ちゃん、今日はいつもと雰囲気違いますね?』 

柑奈『ちひろさん、おはようございます! えへ、今日は久しぶりに、ヒッピーファッションでまとめてきました♪』 

ちひろ『最近のファッションも素敵でしたけど、今日のも似合ってますね!』 

柑奈『えへへ、ありがとうございます! やっぱり、このスタイルの方が、ラブ&ピースって感じで落ち着きますね!』 

ちひろ『その帽子も、可愛いですよ』 

柑奈『嬉しいなぁ! これ、麻で作った帽子なんですよ! 麻って、手触りが好きで……』 

ちひろ『へぇ~そうなんですか!』 

柑奈『はい! 私、麻って大好き!』 

麻って大好き――…… 

アサッテダイスキ――…… 

 
 

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:04:29.83 ID:we3Mszea0
P「麻!」 

ちひろ「アサ!」 

P「大きなアサ!」 

凛「大きなアサ!」 

P「新しいアサが来た!!!!」 

ちひろ「希望のアサだ!!!!!」 

P「駄目だ……、そんな希望は駄目だよぉ……」 

ちひろ「ど、どうしましょう……、あの時私が気づいていれば」オロオロ 

凛「ち、ちひろさん、落ち着いて」

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:04:58.58 ID:we3Mszea0
P「そ、そういえば、お、俺も……」 

ちひろ「プロデューサーさんも!?」 

P「あれは、柑奈のグラビア撮影の時……、俺は彼女の水着の食い込みを、穴が開くように見つめていたのだが……」 

凛「何してんだあんた」 

 
 

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:06:12.12 ID:we3Mszea0
 
 
 

P『んーっふっふ、イヤー、ずばらじいでずねー』 

柑奈『絶対に伝わらない古畑任三郎のモノマネはやめてください! あとどこ見てるんですかぁ!』 

P『いやぁ、柑奈に水着の仕事持ってきて正解だったよ。いい感じだよ』 

柑奈『あ、ありがとうございます! でも私、そんなにスタイルよくないから……』 

P『何を言う! お前ほど水着の似合うアイドルは、なかなかいないぞ!』 

柑奈『そうでしょうか……』 

P『もちろんだとも! んっふっふ、しかし柑奈の水着姿はカード化されでいまぜんー。残念でずー』 

柑奈『か、カード?』 

P『サイゲさんよろしくお願いします。ほら、もうちょっとよく見せてごらんよ』ニジリニジリ 

柑奈『きゃっ、やだ、もう! Pさんったら……』

29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:06:57.90 ID:we3Mszea0
撮影AD『あ、そこケーブル危ないッスよー』 

P『えっ』 

グイッ 

バターン 

P『ぐえぇっ!』バッタリ 

柑奈『Pさん!! 大丈夫!?』 

P『だ、大丈夫、大丈夫……』 

柑奈『よかった!』ホッ 

P『いてて……、こりゃ、柑奈に意地悪したバチが当たったかな』 

柑奈『まったくです! ……うふふ、いいクスリですよ!』クスクス 

いいクスリですよ――…… 

イイクスリデスヨ――…… 

 
 

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:07:37.79 ID:we3Mszea0
凛「それは違う」 

ちひろ「それは違う」 

P「うん、これは違うな!!!!!」 

凛「……」ジトー 

P「う……っ」 

ちひろ「プロデューサーさん……、いえ、今は柑奈ちゃんのことです」 

凛「そ、そうだね」 

P「そうだ、それに、彼女の名前……」 

凛「カンナ?」 

P「大麻の別称も……」 

ちひろ「カンナビス……!」

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:08:28.94 ID:we3Mszea0
凛「……」 

P「……」 

ちひろ「……」 

凛「……それも、関係ないのでは?」 

ちひろ「はい」 

P「育ってきた環境の話だよ。聞く限りでは、柑奈のヒッピー趣味は、お爺さんの影響のようだからな」 

ちひろ「た、確かに、もしお爺さんが、筋金入りのヒッピーだったら……」 

凛「……どういうこと?」 

P「昔のヒッピー文化っていうのは、マリファナ……大麻と縁が深かったんだよ」 

凛「そ、そうなの?」

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:09:19.58 ID:we3Mszea0
ちひろ「もちろん、皆が皆、そうだったというわけではないですが……、そういう文化だった、と言われています」 

凛「へぇ……」 

ちひろ「だから、ラブ&ピースを歌って心もハッピー」 

P「戦争反対で世界もハッピー」 

ちひろ「素敵なクサで頭もハッ 

P「駄目だぁー!!!!」 

凛「駄目だぁー!!!!」 

ちひろ「駄目だぁー!!!!」 

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:10:02.67 ID:we3Mszea0
凛「……」ハァハァ 

P「……」ハァハァ 

ちひろ「……」ハァハァ 

凛「……柑奈さんは」 

P「……」 

凛「柑奈はそんな人じゃないよ……」 

P「分かってる。柑奈のラブ&ピースは、つまらない薬物に頼らないといけないような、チャチなものじゃない」 

ちひろ「プロデューサーさん……」 

P「でも、もし、柑奈が何か、悩んでいたとしたら……」 

凛「……」 

P「生まれ育った長崎から、ひとり離れて東京に出てきて……、孤独なまま、誰にも悩みを打ち明けられずにいたら……」 

ちひろ「……」 

P「そんなときに、いけない薬を勧められて……」 

 
 

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:10:37.01 ID:we3Mszea0
 
 
 

柑奈『……もう、疲れちゃったな、私……』 

柑奈『……』 

柑奈『これを使えば……、また前みたいに、ラブ&ピースな私でいられるのかな……?』 

柑奈『……いいよね、きっとお爺ちゃんも、昔は……』 

柑奈『最高にハッピーな気持ちになれば、きっとまた、ラブ&ピースを歌えるから……』 

柑奈『だったら、そのためなら……』 

 
 

35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:11:14.51 ID:we3Mszea0

春の木漏れ日の中で 

君の優しさに 

埋もれていた僕は 

弱虫だったんだよね 

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:12:02.07 ID:we3Mszea0
凛「ま、まさか!」 

ちひろ「もし、そうだとしたら……」 

P「助けなきゃ! 柑奈を!」 

ちひろ「プロデューサーさん……!」ジーン 

凛「……ま、やるときはやるって、思ってたけど」 

ガチャ 

柑奈「お疲れ様でーす! レッスン終わりましたー!」 

P「……!」ダッ 

ちひろ「逃げんな」ガシッ 

凛「逃げんな」ガシッ

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:13:00.05 ID:we3Mszea0
柑奈「Pさんとちひろさん、さっきぶりです♪」 

P「う、うん、そうだな」 

ちひろ「お、お、お疲れ様です、柑奈ちゃん……」 

柑奈「凛ちゃんも、おはよう! 今日もばっちり決まってるね!」 

凛「キマってないから! 私別にキメてないから!」 

P「凛……お前やっぱり……」 

凛「やっぱりとか言うな!」 

柑奈「いや……私服のコーディネートのことだったんだけど……、どうかした?」 

凛「そそそそうだよね! う、うん、分かってる分かってる!」 

P「そ、そうそう! 大丈夫だって、大丈夫。ねえ、ちひろさん」 

ちひろ「も、もももちろんですよ! 全然大丈夫です!」

38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:13:59.68 ID:we3Mszea0
柑奈「どうしたんですか? 三人とも様子がおかしいですよっ!」 

ちひろ「そ、そうですか?」 

P「む、むしろ柑奈の様子が普通なんじゃないか? 今日はまだ……」 

凛「……しぶやりんチョップ!」ゴッ 

P「ぐほっ!」 

柑奈「今日は、まだ……?」 

P「なんでもない、なんでも……、それより……」 

柑奈「はい?」 

P「柑奈、これを見てくれ……」 

柑奈「はい……? ってあぁっ!? 私のカバンの中身!?」 

P「そうだ。悪いが、検めさせてもらった」

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:14:54.05 ID:we3Mszea0
柑奈「わっ、わわ、どうしてですか~!?」 

P「ラブ&ピース検査だ」 

柑奈「ら、ラブ&ピース検査……、そっか、そうだったんですね……」 

凛(……やっぱりちょっと、ハッピーな気分になってるんじゃないの? 受け答えが……)ヒソヒソ 

ちひろ(いえ、まだそうと決まったわけでは……)ヒソヒソ 

柑奈(うわ~~~~、ラブ&ピースのためとはいえ、Pさんにカバンの中見られちゃったよぉ~~~) 

柑奈(これじゃ恥ずかし&ピースだよ~~~~!) 

柑奈(しかもこんな日に限って、ホットケーキミックスを四袋も持ち歩いちゃってるし……) 

柑奈(これじゃあホットケーキキチでキャラが立っちゃうよ~~~~~!)

40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:15:39.65 ID:we3Mszea0
柑奈「ほ、ホットケーキダブルピース……」ブイッ 

P「……?」 

凛「ヒソヒソ」 

ちひろ「ヒソヒソ」 

P「……コホン、それで、柑奈……すまないが」 

柑奈「は、はい?」 

P「これは、どういうことなのか、ちゃんと説明してくれないか?」 

柑奈「せ、説明……っ!?」

41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 22:16:13.20 ID:r48Qrm54O
みんなハッピー(ダウナー
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:17:17.19 ID:we3Mszea0
柑奈(どういうことだろ……、説明しろって言われても……) 

柑奈(Pさん、ちょっと怖い顔してるし、「なんのことですか?」なんて、聞きづらい……) 

柑奈(でも、机に広げられてるのは、普通の私物と……、あとはホットケーキミックスだけだし……) 

柑奈「え、え~っと」 

柑奈(……あっ! もしかして、あのナイフ……!) 

柑奈(Pさん、公演のときのものだって、忘れてて……、それで勘違いしてるのかも!) 

柑奈「違いますよ、Pさん! それは単なる役のもので……」 

P「ヤク!?」 

凛「ヤク!!?」 

ちひろ「ヤクのモノ!?!?」 

柑奈「え、は、はい」

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:18:07.46 ID:we3Mszea0
P「か、柑奈……! いつからだ! これはいつ……!」 

柑奈「いつって……、ほら、オーシャンクルーズ公演のときですよ。あのときは、みんな素敵な役をもらったって、とっても喜んで……」 

P「み、みんな!?」 

柑奈「はい! みんな、自分たちの役に夢中になって、フラフラになるまでやりきったんですから!」 

P「み、みんなヤクに夢中でフラフラに~~~~~~!!!!?」 

ちひろ「[自由の海姫]大槻唯~~~~~~(SR)!!!!?」 

凛「[ドランカーパイレーツ]柊志乃~~~~~~(SR)!!!!?」 

ちひろ「[シーパイレーツ]衛藤美紗希~~~~~~(R)!!!!?」 

P「み、みんなぁぁ……」ガクッ 

柑奈「またあんな、最高にハッピーなヤクがほしいなぁ……」

44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:19:20.36 ID:we3Mszea0
P「駄目だぁー!!!!」ガバッ 

凛「駄目だぁー!!!!」ガバッ 

ちひろ「駄目だぁー!!!!」ガバッ 

柑奈「きゃあ! ど、どうしたんですか、皆さん!? 急に抱き付いてきて!!」 

P「柑奈ぁー! すまなかった、俺が頼りないばっかりにー! もう辛い思いはさせないぞー!」ギュゥー 

凛「柑奈さん! 私たち仲間だから! どんなときでも、独りじゃないからぁー!」ギュゥー 

ちひろ「私が、私たちがついてますからー! もう悲しい日々は終わりですからぁー!」ギュゥー 

柑奈「ちょ……皆さん、苦しいですよぉ……!」アワアワ 

柑奈(……でも、こうして皆さんに抱き付かれて) 

柑奈(誰かの体温を、身近に感じていると……)

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:20:20.90 ID:we3Mszea0
P「柑奈ぁ……」 

凛「柑奈さん……」 

ちひろ「柑奈ちゃん……」 

柑奈「皆さん……」 

柑奈(こうしてると、すごく、穏やかな気持ちになってきて……) 

柑奈(心がふわふわして……) 

柑奈「……私、今すごくハッピーな気持ちです♪」 

P「駄目ぇー!!!!」 

凛「駄目ぇー!!!!」 

ちひろ「駄目ぇー!!!!」 

柑奈「えっ!? えぇ~~~~!?!?」

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 22:20:41.62 ID:s/O5f0fxo
優しい世界
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:26:34.30 ID:we3Mszea0
 
 
 

晴「その後……、まあロスタイムだな」 

みちる「カレーパンって、カレー入ってなかったらもっと美味しいと思わない?」 

 
 

48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:27:20.23 ID:we3Mszea0
幸子「……」 

P「幸子ー、ほら、いつまでもムクれてないで、こっち来て柑奈のホットケーキ食べようぜー」 

幸子「……」プイッ 

凛「これ、すごく美味しいよ、幸子」 

ちひろ「本当に、市販のホットケーキミックスとは、思えないくらいです!」 

幸子「…………」ジュル 

P「持ち物検査の件は、謝るからさ、機嫌直してくれよー」 

幸子「……むぅ」 

柑奈「幸子ちゃん」 

幸子「柑奈さん……」

49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:27:59.66 ID:we3Mszea0
柑奈「相手を許してあげること、そこからピースが生まれるんだよ」 

幸子「……」 

柑奈「そしてピースが深まれば……それはラブ! ラブ&ピースなんだよ!」 

幸子「……ラブ&ピース」 

柑奈「幸子ちゃんには、怒った顔より、ハッピーな笑顔の方が似合うと思うな♪」 

幸子「柑奈さん……、はぁ……仕方ありませんね」 

P「お」 

柑奈「よかった♪」

50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:28:51.42 ID:we3Mszea0
幸子「柑奈のラブ&ピースに免じて、今回だけは許してあげますからね! Pさん!」 

P「うんうん、ごめんな」ナデナデ 

幸子「フフーン、可愛い上に優しいボクに感謝するんですよ!」 

P「うんうん。柑奈ー、幸子にもホットケーキ一枚ー」 

柑奈「もう出来上がりましたよ、はい、召し上がれ♪」 

幸子「わぁ……! い、いただきます!」キラキラ 

P「しかし、本当にうまいな、これ」モグモグ 

凛「だね」ムグ 

柑奈「実は、隠し味が入ってるんですよ!」

51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:29:33.59 ID:we3Mszea0
P「……隠し味は、柑奈のラブとピースって言うんだろ?」 

柑奈「もちろん! ……でもそれだけじゃなくて、もう一味、入れてるんですよ」 

ちひろ「へぇ、いったい何が、入ってるんですか?」モグモグ 

柑奈「はい! それは……」 

柑奈「自家製ハーブです!!」 

P「駄目ぇー!!!!」 

凛「駄目ぇー!!!!」 

ちひろ「駄目ぇー!!!!」 

幸子「?」モグ

52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/12(日) 22:30:39.33 ID:we3Mszea0
おわり 

有浦柑奈さん可愛い

53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 22:31:17.03 ID:Y6/vEnjGO
おつー 
面白かった
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 22:31:56.04 ID:g2So4DTH0
面白かったよーおつー
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 22:37:42.32 ID:440rtlADO
ダメェー
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 23:11:05.52 ID:Lx+oc6JJo
おつ 

(きらりがハピハピキャンディを隠す音)

57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/12(日) 23:17:50.92 ID:klav6VlJo
おつ 

(きらりぃ~、いつもの頂戴よぉ~、莉嘉とかにあげないほぅ~)

58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/07/12(日) 23:31:40.70 ID:we3Mszea0
忘れていました 

当SSは、ラーメンズの「お引越し」というコントから一部設定、アイデア等を得ています 
わざわざ言うほどのことでもありませんが、一応 

あと柑奈さんの水着SRがほしい 
ほしいなぁ 

以上、よろしくご確認の程お願いいたします

59 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 00:43:20.84 ID:Auyt99TzO
ラブアンドピース☆⌒▽⌒
60 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/13(月) 09:20:57.24 ID:iT6qUQEV0
 
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